ドンドンファンファン
「Iちゃん」に話しかけています。
「あぁ、あんた(Iちゃんのこと)… 」
「あんたがここに連れてきてくれたんやな、あんたに礼を言わなあかんな」
ここで「Iちゃん」は返事をせずに、ボーっと聞いてたので、霊のおっちゃんから「わしの言うこと聞こえてるか?」と怒られてました。( *´艸`)
「アコギなことしてきたんや…だから今こうなって(浮遊霊になって)しもてるんや」
「もうしんどうてな、どこぞええとこに上がらしてもらおうと、あそこ(Iちゃん家の駐車場)で長いことおったんやけど、あんた(Iちゃん)、全然気付かんかったな!!」
(。-`ω-) また怒ってはる
「けど、ありがとうやな、あんたもしんどかったやろけどな」
「(浮かばれないのは)悪いことしてきたからや。自業自得や。」
「『神仏なんかおるかいな!』と思ってきたんや。それがアカンかった」
と割と長めに語りだしました。
このおっちゃんは「お金待ち」だったようですが、家族がいなかったので寂しい最後だったようです。
しかし「金持ちだった」ということに反応した私は色々と聞きたくなりました。
「おっちゃんさぁ、どないしたら金持ちになれるんや?」
「ワシも苦労してな。まずはコツコツ貯金したんや。なんぼ貯めたと思う?」
「知らんけど、1億くらいか?」
「そんなに貯まるかいな!勤めながらやからせいぜい100万や。それを元手にな、IT株に投資したんや」
「へー、そしたらおっちゃんは最近の(死んだ)人やな?」
「そやな。その金がいくらになったと思う?」
「1億か?」
「1億好きやな! 5000万や。そしたらな。急に見ず知らずの家族が増えだしてな。『お前誰やねん!』いう親戚がえらい増えだしたんや。ワシも家族おらんし孤独やろ?それで悪い女につかまってしもてな。。。最後は毒盛られて死んでしもたんや…」
「え?おっちゃん、もしかしてドンファンか?まさかな。。。」
「おぉ、あんたも和歌山か? フフフ まぁ、そうか。そう言うてくれるか、ありがと。兄ちゃん、ありがとうな。」
そこから僕はおっちゃんを「紀州のドンファン」という設定にして色々話しました。
※多分チャウと思うけど、孤独な金持ちの最後ってなんとなく似てるんかもしれません。
「人間は金やない。死んでも金なんか持って行かれへんし、金がすべてやないねん」と僕が言ってみたいセリフをさんざん言うので、「金持ちになる方法教えてくれや!」と聞きました。
方法は二つ
① できるだけお金を使わないこと
② 使う時(ここや!という時)は使う。
※使えば、必ず「倍以上」になる。
おっちゃん。。。
「そんなことワシら(頭では)わかっとんねん!!!!」とツッコむ前に、機嫌よく成仏して行かれました。
※色々と話を聞いてあげるだけで成仏する浮遊霊は結構います。
「はぁ、長かったなぁ…」と言ってたら、「次の方」が出て来られました。
づづく