レイコさん
先日、ある相談者が「義母タカコ宅」に来られました。
その相談者の友人の話ですが、友人が住んでいる家から何やら「布に包まれたもの」がでてきたそうです。
中身は、「二種類の髪の毛が網合わされたもの」と「生爪」... (;´Д`)
そして数枚の「メモリーカード」が入っていたそうです。
パソコンで見てみると、「後姿の女性の写真」や「(髪の毛のように見える)真っ黒な画像」が写っていたそうです。
怖くなって、データを消したら、他に誰もいない家の廊下で「ドンドンドンドン」と歩く音がして、家のブレーカーが落ちた。
調べてみると、縫い合わされた髪の毛や爪(多分、写真も)は、何かの「呪いの術」だそうです。
その相談者は霊感が強く、声や姿が見える系の人なので、「あなたなら、私の事わかるでしょ!」と女性の声が聞こえるそうです。。 ※その女性霊は相談者の家や職場の駐車場に立って、相談者を待ってはるらしい…
どうやらその女性は「男の人に騙されて、恨んで死んだ…」という事がその相談者には(なんとなく)分かったそうです。
その友人家族も入院したり色々と障りがでてきていたので、相談者は「義母タカコ」のところに相談(浄霊)にやってきました。
※そんなことで相談者が来られるとは知らない私たち家族も、その日たまたま義母タカコ宅に行ってました。
義母タカコが仏間で浄霊の段取りをしている間、僕と嫁、そしてブー(こと義姉)は、相談者さんから上述の話を聞かされて「怖…」と思いながらも、覚悟して仏間に行きました。。
義母:
「今からこれとこれ(お経)を唱えます。私か嫁に何か起こったとしても、構わずお経を拝み続けるように。いいね!」
※気合入っとるやんけ、義母… (*´Д`*)
浄霊が始まり、みんなで一生懸命お経を唱えだしました。
しばらくして、義母に異変が起こりました。
義母(というか憑依霊):
「ギャー! ウワー、悔しい! 悔しい・・・ (´༎ຶོρ༎ຶོ`) 」
と何やら「恨み節」を大声で叫び始めました。
「あー、ついに出たか」と思った瞬間、ブー(こと義姉)が突然立ち上がりました。
義母(憑依した霊)に抱きつき、
「大丈夫よ!寂しかったのね!寂しかったのよ。わかるわ。。わかるのよーーーー!!!!!」
どうした、ブー… (;゚Д゚)
事前に相談者から聞かされていたので、「サスペンス 好き」のブーの中で「男に騙され捨てられて一人になって寂しい…」というストーリーができてしまっているのでしょう。
憑依した女性霊が何やら言いたいことを言おうとしても、「大丈夫よ!私たちがいるから大丈夫よ!寂しくないわ、寂しくないのよー!!!」 と被さってしまって、何も話せません。
あまりにヒートアップしすぎたブーに、「うるさい。霊が話されへんやないか。」と言いましたら、何事もなかったように 席に戻りました。
そしてまたお経を唱えだしたのですが、今度はあまりに大声でお経を唱えるもんですから、霊が何かを伝えようとしている声が聞こえません。
なのでもう一回、
「おい。ブーうるさい。お経読むな」といったら、ようやく静かになりました。
( ´ー`)フゥー...
そこから、ようやく霊が話し始めました。
その女性はある男性を好きになって、その人との間に子どもを授かりました。
おなかに赤ちゃんがいるとき、その男性に奥さんがいることを知りました。
夫婦で歩いているところを目撃してしまったそうです。
「なぜ自分だけこんな目に合うの」
「悔しい」
「親にも相談できなかった。」
誰にも相談できず、思い詰めていきました。
男性を呪う気持ちから、「呪いの術」をかけたそうです。
そしてその「呪いの術」で、本当にその男性を呪い殺してしまった。
自分も一週間飲まず食わず呪いの念をしている間に、結果的に「餓死自殺」となってしまい、お腹に赤ちゃんがいた状態で、亡くなってしまったそうです。
そのまま「浮遊霊」としてこの世に留まり、「呪いの念」が残り続けていました。
でも。
さんざん恨みつらみを言い切った後、「この子を助けてください。この子だけは成仏させてあげたいんです。。。」と言い出しました。
嫁が「赤ちゃんは今どこにいるの?」と聞くと、「ここにいます。抱っこしています」と言いました。
赤ちゃんがいると、これはもう「お地蔵さん」に頼むしかありません。
※今までの経験上、赤ちゃんや子どもがいると「地蔵マター」。
オンカーカビー…
(。-人-。) (。-人-。) (。-人-。) (。-人-。)
しばらくして、床に突っ伏してた義母タカコが座りなおしました。
「あぁ、いま行きはったわ。」
母子ともに成仏していったそうです。
「あぁ、よかった」…と思ってたら、また別の人が出てきました。
男性の声色です。
その「呪い殺された男性」が出てきました。
・・・
「レイコには悪いことした。」
・・・ レイコ?
初めてです。霊から名前を聞いたのは。。
(´゚д゚`)
「だますつもりはなかった。」
「一緒になろうと思ってた。」
「本当に申し訳ないことをした。」
「誰も恨んでいない。殺されて当たり前です。」
「自業自得です。」
「(レイコと子どもには)可哀想なことをした。」
「これでやっと楽になれる。子供とも一緒にいれる。私も安心して上がれる(成仏できる)」
… といって、(お経なしで)上がって行きはりました。
相談者の友人がこの家を買ったのが20年前なので、事件はそれより前ですが、そんなに大昔の話ではありません。
なので、シングルマザーとして生きる道もあるし、慰謝料や養育費の問題で済んだ話だったと思いますが、レイコさんは恨みと呪い、自殺、、、という選択をしてしまった。
「人間は自分が知っている最善の方法を取る」と言われます。
「カッとなったら人を殴る」しか知らない人は暴力をふるいます。
もっと良い選択肢を知っていたら、その選択をしているでしょう。
レイコさんが「親にも言えなったし、誰にも言えなかった…」と言ってたのは、言い換えれば、「誰かに相談したら、別の選択肢もあったんじゃないか。そしたら、赤ちゃんを死なさずに済んだんじゃないか。。」と後悔していたのかもしれません。
いまごろ あの世で、
呪い殺してごめんね (/o\)
いや、しゃあないわ。俺も悪かったし(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
みたいな感じで仲良くされているでしょう。
また来世でやり直しましょう。
エンジョイ!*\(^o^)/*
追記、
なんと…
この浄霊の後、「二種類の髪の毛が網合わされたもの」は溶けて無くなったそうです…
物理的に考えられないですが、本当に消えて無くなったんですって。
(╹◡╹)