梅干しを…
久しぶりに来ました。。
実に5か月ぶりの嫁への憑依。
先日、お世話になっている姫路のお寺に行った帰りのことです。
お寺参り後に、義母タカコの実家でサラリーマンを辞めたタカコの信者さん「Iくん」の「退社祝い」をしようと酒盛りを始めた時です。
まだ一杯も飲んでいない嫁が「ちょっと横になってくる。。」とお布団に。
僕の中では「これは久しぶりに来たな・・・」と思いましたが、嫁曰く、「ちゃうちゃう、ただ肩が凝っただけや。パパ、もんでくれ」ということで、1時間くらい肩と首をもみました。。(首がカチカチで固いんです)
それでも回復しないので、「少し寝るわ」と言って嫁が寝だしたので、私も宴会に戻り、ワーワーやってました。
そうこうしているうちにIくんが帰り、我々も帰り支度をしようと嫁を起こしに行くと、嫁が立ち上がり、スーッと義母タカコのもとに行きました。
はい、憑依。
義母タカコの足元で丁寧に正座をし、
「あぁ、ようやく来させてもらいました。
今日お寺の外でずーっと待ってました。よろしくお願いします。
もうすぐにでも行く用意をしております。ただ、その前に『梅干し』を頂いてもよろしいですか。」とものすごい丁寧な言い方でおっしゃりました。
あまりに丁寧で物腰が柔らかい方なので、てっきり「ご婦人」と思ってましたが、後で嫁に聞くと「おじいさん」だったそうです。
さっそく義母タカコが冷蔵庫から梅干しを持ってきました。
ちなみに、義母タカコは梅干しが苦手で普段は食べないのに、この時は冷蔵庫にありました。。
お皿に乗せた梅干し(2個)を差し出すと、箸も使わず、皿に口を付けてがっつくように梅干しを食べ始めました。
一つ食べ終わり「あぁ、美味しかった。。もう満足です」というので、「もう一つありますよ。遠慮なく食べてください。」というと、「いやいや、そんなもったいない。。。やっぱり良いですか?もう一つ食べて」というので、「どうぞどうぞ!」と言って食べられました。
昔は梅干しが高級品だったので、ご馳走だったんだそうですね。
義母タカコが「熱いお茶でも入れましょうか。お茶を飲んでからあっちに行きましょう」と言って台所に向かうと、「いやいや、もう結構です。十分満足致しました。もうこれで向こうに行けます。では、どうも有難うございました。」と言って、スーッと自力で上がっていかれました。
寺の外でお待ちだった方だけに、もう半分「成仏」してるみたいな感じだったようです。特にお経を唱えることもなく、上がっていかれました。 ※世話無いなぁ・・・
・・・てなこと言うてるうちに、お二人目が出てこられました。。
(つづく)