義父と先祖があの世で…
さぁ、義母タカコの家に着きました。
さっそく浄霊してもらおうと思って嫁を見ると、「シッ。」と言って首を振ってます。
気づかれたくないそうです…
まだ上がりたくない…
そのままそっとして、晩ご飯。
嫁は、大大大好きな「本搾り グレープフルーツ味」を飲んでました。
すると、「あぁ、美味しないなぁ…なんやコレ」と言う…
これは異な事を…
家には「常時一箱(24本)」在庫しているほど好きな「本搾り」…
これは誰かが出てきてるな、と。
「あぁ、そしたら日本酒でも飲みますか?」とよく冷えた純米酒を義母タカコが出すと、「そうそう、これや!これこれ」と言って飲みだしました。
「おぉ、○○○も飲め!」と私の下の名前を言いました。
あれ? なんでワシの名前を知ってる?
義母タカコが、「あなたは、○○○くんのご先祖さんですね?」と聞きました。
『そうや。ワシは前からずっとおるのに気づいてないんや。夏に少しだけあの家にきたやろ?その家のもんや。』…
そういえば、夏休みに母方のおじいちゃんの遺影を写真に撮りに行きました。*息子の自由研究のために行ったのです。
もしかして、僕のおじいちゃんかと思いおじいちゃんの名前を言いましたが、『違う』と言う。
「ほな、誰?」と聞きましたが、名前をとんと忘れてはります。
僕のひいおじいちゃんでもなく、その前のご先祖さんのようです。
『わえはなぁ、この子が可愛くてなぁ。ホッペが柔らかくてかえらしいんや』と息子ラブ。
*「わえ」とは和歌山の方言で、自分のことをそう言いますが、最近の人は使わない言葉でうちの親父でさえ使いません。なので、嫁は知らない方言です。
色々と語り出しました。
・日本髪が綺麗な奥さんと死に別れ(病弱だったそうです)、あの世に行っても会えない。*でもご先祖は成仏しきれていないので会えない…
・三途の川は渡ったけど、そこから先に行けない。*渡ったんかい!
このご先祖さんは、「あっちに行きたいけど怖い…けど、行きたい…」と困ってたら、なんと嫁のお父さん(8年前に亡くなった義父)がこのご先祖さんとあの世で出会い、義母タカコ(小指を立てて、『ワシのコレ!』と言うてたそうです)に会えば成仏できるから、嫁に憑くように言われたそうです。
*最初は僕に憑いてたけど、僕が気づかないから嫁に憑いたそうです…すまん、ご先祖。
ちなみに、お義父さんはあの世でえらく熱心に学んで、あっちこっち飛び回って修行しているらしい…
ご先祖は私に「奥さんがよく作ってくれた黒豆(そんなに甘くない)」やお酒を枕元に供えてくれるように依頼し、ようやく義母タカコの仏間に行く決心をされました。
しかし、仏間に入るところで立ち止まり、座り込んでしまいました。
『あかん、眩しすぎる! 入れないからココでたのんます。』と言う…
*コレ、みんなそう言うんですよね…
力づくで仏間に連れて行きましたら、『うわぁ、ものすごいたくさんいらっしゃる…』
*これも皆さんそう言うんですよね…めっちゃ神仏がいはるらしい。
義母タカコから、日蓮宗の「自我得仏来」の指示。*最近このお経やなぁ…
するとご先祖。
『どうしとったらええですか? あの穴に向かえばええですか?』…
穴… ? 穴が見えるん ʕʘ‿ʘʔ
「ようわからんけど、どなたか仏さんが迎えにきてくれるから、その方について行ったらええんちゃいますか。」と伝え、手を合わせてもらったら、横になって、スーッと息を吐いて上がって行かれました。*仏さんの導きではなく、自ら向かって行けたそうです。それだけの徳をつんでたみたいですね、ご先祖。
ご先祖さんが上がる前、私に伝えてくれました。
『あの袋を持った人がな。。』
袋?
ははーん、先日 布袋さんが家に来てくれてたので、「あぁ、布袋さん?」と聞くと、『違う。髭の生えてはる人や』…とのこと。
あぁ、大黒さんや。
大黒さんがご先祖にこれからの私について教えてくれたことを伝えてくれました。
*あの世では普通に存在してはるみたいですね…
しかしありがたや、大黒さん (^人^)
アザッス。
成仏され、やれやれと思ってはみたものの、どうも解せん。。
Mちゃん家で出てきた人は、このご先祖さんだったのか? それなら、なぜ子孫の私を睨みつける?
話し口調からしても、あれは完全におばちゃんやったと思うねんけど…
その疑問を嫁にぶつけると、答えは簡単。
「うん、まだ 2、3人、中にいてはるわ」…
「憑いてたいなら、憑いとけばよい」と嫁。
出てきはったら、その時はまた。