わがままきまま…ごりょんさん
はい、次の方で本日最後です。
前のお二人と同じく、声が出ません。
すると義母タカコが語りかけました。
「あなたは、わがまま気ままにしてきましたね? 本当に思い通りにやってきた。
病気で声が出ず、それを周りに八つ当たりして、当たり散らしてきましたね…」
歳の頃は、50代のやり手のごりょんさん(女将か女亭主)だったそうで、女王のように振舞ってきた。
そして、自分が死んだことが納得できない、という念があって、成仏できないようです。
義母タカコが、「さぁ、もう上がりましょう。上がって生まれ変わりましょう」と言っても、ゴネてゴネて言うことを聞きません…
————————————-
*ちなみに、後で正気に戻った嫁に聞くと、浮遊霊達は、この「上にあがる」という概念は理解できないそうです。
ある意味「上にあがる」は業界用語。
そもそもこうした浮遊霊になるような人たちは、死ぬということさえあまり分かっていません。
「死んだ後の世界」なんて知らない、というか、そもそも信じてないんですね。
なので、「上にあがる」は、こことは違うどこかに行くということであって、そこがどこなのか分からないと怖くて行けない訳です。
だから、「仏さんがいるところに行きましょう。今から、仏さんを呼びますから、仏さんが見えたら安心して行ってください。良いところですからね。大丈夫ですよ」と言ってあげないといけないそうです。
憑依された嫁は、一瞬の隙をついて、霊達に「上にあがる」概念を気持ちで伝えるそうです…。
→やるやん、嫁…
———————————
そうこうしててもラチがあかないので、義母タカコが私に、「あなたは、不動の真言を唱えておいて!」というので、嫁の背中を支えながら、真言を唱えてました。
義母タカコは、小さい声で聞いたこともないお経を唱えてます…
*色々知ってんなぁ、義母。
結構長い時間唱えてました。
すると、嫁がものすごい力で後ろに倒れてきました。
このままだと、バーッンと倒れちゃうので、必死に支えてましたが、あまりにすごい力なので、ついに倒れてしまいました。
すると、今まで強気だった霊が急に泣き出しました…
そして、こんな事を語り出しました。
「この人(嫁)が羨ましかった…
友達に囲まれて、姉妹で楽しそうにお仕事して、可愛い子どもがいて、みんな仲良く楽しそうで羨ましかった…」
「ごめんなさいね。それが羨ましかったから、悔しくて、この人を不安にさせていた。不安な気持ちでこの人を貶めてやろうとしてたの…。
私はこんなにみんなと仲良くできなかった…
私もこんな風にみんなと楽しくやりたかった…」とのことでした。
たしかにここ最近、うちの嫁は今までなんどもしてきたような仕事も不安な気持ちになって、動悸がして、部屋で寝てたりしたそうです。
*でも、私にはいつものヒステリックにしか見えてなかったから、全然大丈夫でしたよ。ごりょんさん! (^-^)v
言いたいことを言ってスッキリしたのか、そのままスーッと成仏して行かれました。
「誰が小童やねん」の時に書きましたが、もう嫁には小童な霊は出てこない、ということでジョンレノン級の霊が出てくるかと思いきや、簡単に成仏するような浮遊霊は憑かず、ものすごい強い念を持ってなかなか上がらないような霊しか出てこない…ということだったんですね。
しっかり精進しないとあきませんなぁ…
以上が先週の日曜日の事でした…