おとうさん!
見ず知らずの浮遊霊がよく現れるのですが、一番よく現れ、かつ最も和むのが義理の親父さんが出てこられるときです。
65歳で亡くなった早世の義父でしたが、折を見て様子を見に来られます。
私も生前はよくかわいがってもらい、よくお酒をよばれました。
ビールを浴びるほど飲む人だったので、体を冷やしてしまったのが原因なのか、
「食道がん」で亡くなってしまったのですが、陽気で男気のある超ハンサムな親父さんでした。
いちど、裏山の墓園を車で走っている時に出てこられました。
その時はまだ亡くなったばかりの時でしたが、「あのな。こんな墓なんかに誰もおれへんで! 墓なんかはただの置物や。そんなもんは重要じゃないんや!」とおっしゃってました。 ※いまは墓の重要性もよく分かっているように思います。
あるときは、普通に義母タカコと会話したり、生前好きだった料理をリクエストしたり、一緒にお酒を飲んだりして、生きている時と同じく、場を共にすることもあります。
早くあの世に戻るように義母タカコがお経を唱えだすと、「わかった分かった、もう行くからお経をやめてくれ」とか「そろそろ行くから、母さん、背中をたたいてくれ。もう行くわ。」と自ら指示することもあります。
うちの家で親父さんが嫁に憑依したとき、一緒にお酒を飲んでたのですが、いちおう義母タカコに報告しようと思ってこっそりメールを入れておいたら、突然 「悪いけど、母さんに電話して、そのお経を止めるように言うてくれ。もうちょっとしたら上がるから。頼むわ」とお願いされました。※遠隔でもあっちからだと見えるみたいですね。
親父さんが出てきた思い出を挙げるときりがありません。。
そんな親父さんの心配の種は初孫のKくんのことです。
Kくんは父親と早い時期に別れ別れになってしまったので、親父さんが父親代わりに面倒を見ていました。
Kくんが悪さをしていると、その様子を空から見て心配してました。
またあっちの世界では少し未来が見えるらしく、Kくんの将来を心配して、「こういうビジョンが見えたんや。。こういう状況に陥る可能性があるから気にしてやってくれ」と言うことも忠告しに来ます。
いまは事情があって、17歳のKくんは東京に住んでいるのですが、彼が東京に行ってから、親父さんは全く降りてこなくなりました。
おそらく、Kくんが心配でずーっと東京で見守っているんだと思います。
「時間」と「空間」を超えて、あの世から孫を見守る親父さん。
やんちゃボーイのKくんですが、おじいちゃんと一緒に写っている写真を持って、東京で頑張っているそうです。