僕と嫁と義母タカコの成霊日記

神戸に住む普通の僕と憑依体質の嫁と強力霊的パワーを持つ義母タカコとで繰り広げる浮かばれない霊たちとの交流日記! それぞれの霊たちのストーリーをブログでお届けします。 ※これは霊たちのリクエストでもあり、記録として伝えてほしいということなのですが、マジメに書くとなんとなく恐いので、明るくライトに書き綴ります。

(続き)振り分けて振り分けて…

前回のブログを書いてから、大黒さんから「この映画を観よ」と導かれて、1946年に公開された「素晴らしき哉、人生」を観ました。


 主人公のジョージという男は自分のやりたいこと(大学にいくこと、世界旅行や海外で建築の仕事がしたい)が叶わず、父親の仕事(住宅金融)を引き継ぐ羽目になり、街を牛耳ろうとする金融屋ポッターと戦い、街の為、友人や住人のために尽くしてきました。

 

 

時はクリスマス。

ジョージはトラブルに見舞われて全てに絶望。このままだと刑務所行きに…。

本人も神様に「もうあかん。助けてくれ!」と祈りましたが、バーの客に殴られるわ、車はぶつけるわで自暴自棄になり、川に身を投げて自殺を図ろうとします。

12月の冷たい川に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人のオッチャンが川に身を投げて「救けてくれ」と叫んでます。

 

そのオッチャンはジョージの守護霊で見習い天使の「クラレンス」。

クラレンスはジョージを救おうとしますが、自暴自棄のジョージは「自分なんか生まれてこなければよかった!」と…嘆きます。


クラレンスは神様と相談して、「ジョージが存在しなかった世界」を彼に見せます。

その世界はとても荒れていて、金融屋ポッターに牛耳られた街は、「自分さえ良ければいいねん!」な世界。

家族も不幸になってて、ジョージが仕事を通して手を差し伸べてきた友人知人も家族離散したり、刑務所送りになってたりと散々な世界でした。

それをまざまざと見せられたジョージは、「神様、元通りに戻してください。もう何も恐れない。」と頼み、ジョージが存在する世界に戻ります。

彼は家に帰り、家族やボロ家にも感謝しました。銀行監察官と刑事が来てて、「逮捕状が出ている」という刑事に、「刑務所?行く行く。そんなことより家族はどこや?」と言って全く平気。

嫁と親戚のおっちゃんが帰ってきて、「ジョージ、奇跡がおこったよ!」と。

今までジョージに世話になった友人知人、街の人が寄付を持って集まり彼を救いました。

それを見た刑事も逮捕状を破って寄付を。銀行監察官も寄付をしました。


戦争で英雄として帰還した弟のハリーが最後に現れ、「街で最も豊かな人、ジョージ」と言って集まった人みんなで乾杯し、蛍の光を歌います。*ここ、泣けます。


映画の中で、守護霊クラレンスが言うセリフがこれまたいいです。


「一人の人間の人生は、大勢の人生に影響を与えている。それが欠けると全てが変わる」

「君は本当に素晴らしい人生を送ってきた」

「友あるものは救われる」


前回のブログで、いまのこの「ご時世」に、神仏が人間の「思い」「原点を思い出せ」を、この映画を通して教えてくれたように思います。


・良い思いで仕事をしてるか

・人に喜ばれる存在か

・仕事を通して、お客さんや関係者を「友人」として付き合ってきたか

そして、家族や友人、その存在に対して、当たり前のように思ってないか…

 


「守護霊おるんやったらトラブル起こさんようにしたれよ」と思われるかもしれませんが、この世は「魂の成長」が全てに優先するようで、トラブルがあってはじめて、自分の「思い」や「原点」に信念があるかどうかが問われてるんだと思いました。

 

 

大黒さん、アザス。*1

 

 

*1:o(^∇^)o