長いこといてはりましたな。。
お彼岸 第二弾。
嫁が仕事で大阪に行き、その帰り、駅まで迎えに行きました。
そのまま義母タカコの家に行く予定にしてましたが、嫁が車に乗り込むやいなや、「家に着いたら般若心経を一巻だけ唱えてもらえますか。長いことお世話になりました。そろそろ行きます…」と言い出しました。
やはり、ずっといてはったんや。。
誰かずっとおるなぁ、とは思ってましたが、昨年の9月末、Mちゃん家で憑いてきたご婦人です。
*参照 http://jack-u.hatenadiary.jp/entry/2018/09/28/180126
先々週、「頭が痛い」という嫁に、義母タカコが「この人は洋菓子が好きな人やから、シュークリーム買って食べてもらいましょう。そしたら、成仏しはるわ。」と嫁に食べさせたのですが、「そんなんいらん!」と拒否したので、「義母タカコも間違うことがあるのか…」と思ってました。
それが、今日、駅から義母タカコの家に行く途中のコンビニで「赤い苺がのった甘いクレープ」を買ってました。
*嫁は「甘いスイーツ」は大嫌いなんです。
義母タカコの家に着き、早速いつもの仏間に。
暑いお茶を飲んで、ホッコリしはると、
「色々体験させてもらって、ほんまに楽しかったです。本当に長いことおって申し訳なかったです」と謝ってはりました。
「どないしてたらええですか?」と言うので、「そのままでいいですよ」とお伝えして、成仏作業を始めました。
義母タカコがお経を唱えだすと、嫁が後ろに倒れこみました。
「有難い、有難い…」と何度も何度も言って、スーッと上がっていかれました。
この半年、一緒に過ごしました。
義母タカコ曰く…
この人は、芦屋あたりの高台に住んでた裕福な方だったそうです。
お子さんはいなく、旦那さんも早くに亡くし、最初は世話をしてくれる人はいたそうですが、晩年は寂しくて身寄りがなく、話相手もないまま、庭の椅子に座ったまま亡くなりました。
*近所の人が気づいて、葬式をしてくれたそうです。
椅子に座って眠るように死んだので、自分が死んだことに気づいていない。
しかし、家は処分されて人手に渡り、知らない人が家にいる状態だった。
*引っ越してきた人にとっては、「幽霊屋敷」だったでしょうね… 怖 (-.-;)y-~~~
一人寂しく暮らしてましたが、唯一の楽しみが洋菓子を楽しむティータイムだったそうです。
この方が憑いてる期間、何故か嫁もクッキーやら洋菓子を買ってしまってたそうです。
*でも仕事が忙しくて時間が無いので、全くティータイムしてなかったようです。
(そういえば、家にクッキーとかいっぱいありました。ほんで、僕が食べると怒ってました。)
で、この人は少し怒りっぽくてわがままだっだそうです。
*たしかに、この期間、嫁も怒りっぽくてわがままやったけど、本来の嫁はもっと怖いので、逆に大人しく感じてました。(^∇^)
「この人(嫁)に憑いたら、救ってくれる…」と思って、憑いてこられたそうです。
「色々と(体験)させてもらえた、お酒もたくさん飲んだ、成仏できてよかったです。」と最後に言ってました。
弘法大師さんが迎えに来てくれて、一緒に上がって行かれたそうです。
ボンボヤージュ、奥方。
半年間、楽しかったですね。。
さよなら!
・゜・(ノД`)・゜・。
追記
嫁が言うには、まだ誰かいるらしいです…