なんにもありません
私は和歌山県出身なのですが、今まで南紀白浜アドベンチャーワールドに行ったことがありませんでした。
*開業して40年も経ってるのに!
息子が大の動物好きということもあって、彼は行きたくてたまらない。
たびたびこのブログにも登場するMちゃん家族や気のおけない友達家族と行くことになりました。
しかし、なぜ私が今まで行くことを拒んでいたかというと、南紀白浜は「自殺の名所」でもありますので、とても憑きやすいエリアでもあるのです。
*三段壁…ね。
旅に出て憑くのはよくあることで、過去に淡路島で海で生き別れた親子の霊が嫁に憑いて大変だったことがあったりしたので、行く前に義母タカコにお清めをしてもらい、Mちゃんも塗香や数珠を握りしめて、おっかなびっくり、旅館みたいなホテルに向かいました。
…
はい、なんにもありません。
タイトルどおり、なんにも起こりませんでした。 (*'▽'*)
アドベンチャーワールドでも、スイスイと回れたり、レストランでもスーッと座れたりと本当に快適に過ごせました。
しかも、天気予報では雨の予報が快晴!
やはり、義母タカコに清めて貰ったのが良かったのでしょうか。
*ゴリゴリに九字を切ってもらいました!
南紀白浜は素晴らしいところでした。
また行こう。\(^^)/
ヒィヒィばあちゃん
以前、「おとうさん!」の時に書きましたが、甥っ子のKくんが東京に住んでます。
*おとうさん! http://jack-u.hatenadiary.jp/entry/2016/12/19/155942
色々あって神戸にいられなくなったのですが、
そんな彼も若くて、まぁまぁモテますので、18歳にして、パパになっちゃいました…
*あかーん …(*´∇`*)
育メン気取りで、産まれたての赤ちゃんの動画をやたら送ってくるのですが、赤ちゃんはいつもどこかを見てケラケラ笑っています。
「うーん、これは誰かを見て笑ってるな。たぶん、お義父さんがあやしてるのかなぁ…」と思ってたのですが、義母タカコ曰く、「これは、ヒィヒィばあちゃんのT婆ちゃん(仮名)達が行って、赤ちゃんをあやしているらしいわ…」とのこと。
T婆ちゃんは、数年前に亡くなった義母タカコの母。
ふーん…やっぱり気になって行ってるんヤァ…
あれ…… 「達」? (´⊙ω⊙`)
「いやいや、義母タカコよ。『達』って誰よ。T婆ちゃん一人じゃないんかいな?」と聞きました。
T婆ちゃんはシングルマザーでした。
大好きなダーリンと死に別れ、女手ひとつで義母タカコを育てたわけですが、彼女が死んでから、死に別れたダーリンと一緒にいるんですってよ。
ですってよ!
死んでよかったやんかよ!
*「この世の死は天国での誕生」なり。
by 神 ƪ(˘⌣˘)ʃ
このダーリンの生前の写真を見たことがあるのですが、まー男前ですわ。
よかったなぁー、T婆ちゃん。
ほんで、しっかり頑張れよー、Kくん。
*ちなみに、Kくんはヤンチャくれなので、赤ちゃんが生まれた早々、勤め先の上司に喧嘩を売って、、こんな状況です。
#現在無職。
#将来が楽しみ。
#未来しかない。
#しっかり働け
#キレるな、パパ。
#ガンバレ、嫁。
#「将来ビッグになって本書くねん!」と言う前にやることあるやろ。
ブログ師匠
義母タカコのお家には、色んな方が相談に来られます。
仕事のことや先祖供養など色々ありますが、結婚されてる女性に多いのが、「赤ちゃんが授かりますように!」です。
わたしの知人で、ものすごいアクセス数を誇る「ブログの師匠」*40代前半女性 、も「赤ちゃん授かりたいねん!」の相談に行かれました。
*映画化を打診されるほどのブログでした!
義母タカコからは、「身体を温めなさい」とか色々アドバイスされていましたが、「絶対に授かるから大丈夫ですよ」という神仏からのお応えでした。
ただ、そうは言ってもなかなか授からなかったので、「お世話になってる姫路のお寺に行って、例のボンさんにも聞いてみよう!」ということで、嫁と私とブログ師匠で行きました。
ボンさんの回答。
「旦那さんのご両親の写真を携帯の待ち受けにして、たまにご両親と電話してください…」
(╹◡╹)
うーん、さすがにそんなアドバイスとは予想もつかず、ブログ師匠も 「は、はい。やってみます。(ていうか、簡単すぎます)」…ということでやってみたら、1ヶ月くらいでご懐妊。
そして、本日 自然分娩で 元気な女の子を無事出産されました。
師走にとても嬉しいお知らせ。
おめでとう、師匠!*\(^o^)/*
わがままきまま…ごりょんさん
はい、次の方で本日最後です。
前のお二人と同じく、声が出ません。
すると義母タカコが語りかけました。
「あなたは、わがまま気ままにしてきましたね? 本当に思い通りにやってきた。
病気で声が出ず、それを周りに八つ当たりして、当たり散らしてきましたね…」
歳の頃は、50代のやり手のごりょんさん(女将か女亭主)だったそうで、女王のように振舞ってきた。
そして、自分が死んだことが納得できない、という念があって、成仏できないようです。
義母タカコが、「さぁ、もう上がりましょう。上がって生まれ変わりましょう」と言っても、ゴネてゴネて言うことを聞きません…
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*ちなみに、後で正気に戻った嫁に聞くと、浮遊霊達は、この「上にあがる」という概念は理解できないそうです。
ある意味「上にあがる」は業界用語。
そもそもこうした浮遊霊になるような人たちは、死ぬということさえあまり分かっていません。
「死んだ後の世界」なんて知らない、というか、そもそも信じてないんですね。
なので、「上にあがる」は、こことは違うどこかに行くということであって、そこがどこなのか分からないと怖くて行けない訳です。
だから、「仏さんがいるところに行きましょう。今から、仏さんを呼びますから、仏さんが見えたら安心して行ってください。良いところですからね。大丈夫ですよ」と言ってあげないといけないそうです。
憑依された嫁は、一瞬の隙をついて、霊達に「上にあがる」概念を気持ちで伝えるそうです…。
→やるやん、嫁…
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そうこうしててもラチがあかないので、義母タカコが私に、「あなたは、不動の真言を唱えておいて!」というので、嫁の背中を支えながら、真言を唱えてました。
義母タカコは、小さい声で聞いたこともないお経を唱えてます…
*色々知ってんなぁ、義母。
結構長い時間唱えてました。
すると、嫁がものすごい力で後ろに倒れてきました。
このままだと、バーッンと倒れちゃうので、必死に支えてましたが、あまりにすごい力なので、ついに倒れてしまいました。
すると、今まで強気だった霊が急に泣き出しました…
そして、こんな事を語り出しました。
「この人(嫁)が羨ましかった…
友達に囲まれて、姉妹で楽しそうにお仕事して、可愛い子どもがいて、みんな仲良く楽しそうで羨ましかった…」
「ごめんなさいね。それが羨ましかったから、悔しくて、この人を不安にさせていた。不安な気持ちでこの人を貶めてやろうとしてたの…。
私はこんなにみんなと仲良くできなかった…
私もこんな風にみんなと楽しくやりたかった…」とのことでした。
たしかにここ最近、うちの嫁は今までなんどもしてきたような仕事も不安な気持ちになって、動悸がして、部屋で寝てたりしたそうです。
*でも、私にはいつものヒステリックにしか見えてなかったから、全然大丈夫でしたよ。ごりょんさん! (^-^)v
言いたいことを言ってスッキリしたのか、そのままスーッと成仏して行かれました。
「誰が小童やねん」の時に書きましたが、もう嫁には小童な霊は出てこない、ということでジョンレノン級の霊が出てくるかと思いきや、簡単に成仏するような浮遊霊は憑かず、ものすごい強い念を持ってなかなか上がらないような霊しか出てこない…ということだったんですね。
しっかり精進しないとあきませんなぁ…
以上が先週の日曜日の事でした…
神戸の山で…
「やれやれ…やっと上がりはった。」
と、可哀想な女性を弔うのもつかの間、すぐに次の方が出てこられました。
この方(嫁に新たに憑依した霊)もほとんど何を言ってるか聞きとれません。。
首をしきりに触って、ウンウン唸ってました。
何も語らないまま時間が経過…
義母タカコから、
「もう話していいんですよ。どうぞ、遠慮なく話してください」と語りかけ、ようやく口を開きました。
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昭和の終わり頃…
この方は40代の男性で不動産屋を営んでたそうです。
神戸の北野の山で、首を吊って自殺…
*だから、首をさすってたんですね。
しかしながら、この方は自分が何故死んだのか分からない…
なぜ死なないといけなかったのか、、その理由を忘れていました。
義母タカコが理由を告げました。
「あなたは人が良いから友人の借金の保証人になって、肩代わりさせられたのよ。でもとても返せる金額じゃなかった…。だから、一人で山奥に行って首を吊って自殺したんですよ。でもね、その友人はあなたを騙したの。助けてくれ、と言いながら後ろで舌を出してたわね。
で、結局その人も大変な目に遭ってしまったみたいね。」
*なんでわかんねん、義母!
そう告げられた男性は、号泣。
長年、暗くて狭くて寒いところにずーっといたのが、死んだ理由を聞けてスッキリされたようでした。
般若心経とお不動さんの真言で、すぐに成仏して行かれました。
*不動産屋だけに…
死ぬときは、恨み辛み、怨念が凄まじくて成仏できなかったのに、時間が経ち過ぎるとそれも忘れてしまい、ただ浮遊霊として彷徨ってんですね…
うーん…
「あぁ、この方もキツかったなぁ…」とやれやれしてると、またもやどなたかが出てこられました。
三人目…
続く…
生きたまま…
明朝、Mちゃん一家をお家に送ってから、一人で歩けないほど憑いてる状態の嫁を車に乗せ、台風最中の土砂降りの雨の中、1時間ほど離れた義母タカコの家に向かいました。
到着して、一人で歩けない嫁を担ぎ、義母タカコの家の仏間に連れて行き寝かせました。
遅れて仏間に入ってきた義母タカコは、嫁を見るなり、「大変でしたね。可愛いそうに、、冷たかったでしょう。ホントに酷いことされて…。もう大丈夫ですからね…」と労いの言葉を掛けました。
すると、嫁が号泣。
「分かってくれた。。ようやくわかってくれる人がいてくれた…」と泣き崩れました。
聞き取れないほど小声だった彼女がようやく聞き取れる声で話し始めました。
……
時は明治の終わり頃。
まだ「武家」や名士の名残がある時代の話です。
名のある武家に出入りする身分の低いある女性が主人に手篭めにされ、主人の子を宿したそうです。
ところが、その武家には子どもがいませんでした。
身分の低いその女性が子どもを産んでしまうと、その子どもが武家の後継になってしまう。
それを恐れた取り巻きがその女性を亡き者にしようと企てました。
お腹に赤ちゃんを宿した彼女は、死装束(白い着物)を着せられ、轡(くつわ)をはめられ、手足を縛りあげられ、重い石を紐に結んで腰に巻きつけられ、生きたまま…冷たく汚れた池に投げ捨てられたそうです。
息ができず、冷たくて冷たくて怖くて怖くて死んでいった…
赤ちゃんを産んで抱っこしたかった…
なぜ殺されるのか分からないまま死んでいった…
そんな彼女のことを誰一人分かってあげることなく、ずーっとずっと彷徨ってたそうです。
観音さんと不動明王の真言を唱え、観音さんに迎えに来てもらい、成仏されて行きました。
義母タカコ曰く、その武家はその因縁が原因で没落。
子孫も絶え、その家そのものが無くなったそうです。
クッションを赤ちゃんのように愛おしそうに抱っこしてた彼女でしたが、あの世で赤ちゃんとようやく会えるそうです。
なんとも言えない悲しい話でした。
何はともあれ成仏できてよかった…と思うのも束の間。
また新たな方が嫁に現れました。
続く…